サスティナブルな資源「木」の活用で脱炭素社会を実現する
国産材の採用と推進
三菱地所ホームは2015年以降、国産製材・たて継ぎ材のJAS規格改正等が整備されたことを背景に、杉の壁枠組材については1本ごとの強度を工場で測定するなど、徹底した品質管理のもとに製造された国産木材を安定的に調達できる体制づくりを進めてきました。そして2018年11月からは、ツーバイフォー工法による新築住宅の壁枠組材に国産木材を全棟に標準採用しました。これにより、新築注文住宅1棟あたりの構造材における国産木材採用比率は、ツーバイフォー工法を手掛ける住宅メーカーとして国内トップレベルとなりました。
あたらしい木造技術の追求
三菱地所ホームは1984年の設立以来、高い技術力と提案力を活かした注文住宅を提供してきました。そして木造木質化を取り巻くトレンドにおいて、独自の技術開発による自然環境への寄与、さらに顧客ニーズに応える設計自由度を追求しています。「FMT(Flat Mass Timber)構法」は、木と鉄骨によるハイブリッド構法で、壁や梁などの構造要素が空間内に出てくることが少ない、シンプルで頑丈な作りを実現します。各階層をひねるような動きのあるデザインが実現可能な世界初の技術で、2019年10月に特許も取得しています。