「木を魅せる」木造商業ビルが神戸元町に誕生「MOTOMACHI Wood Terrace」
三菱地所ホーム株式会社が設計・施工をした、神戸元町の木造商業ビル「MOTOMACHI Wood Terrace」が2月14日にアパレル路面店として営業を開始しました。
◆プロジェクト概要
「MOTOMACHI Wood Terrace」は、事業計画からテナント誘致までトータルに企画した、非住宅・都市木造の象徴的なプロジェクト。
木の構造躯体を「見せる(魅せる)」ことをコンセプトとし、以下の特徴があります:
• 内観:CLT(Cross Laminated Timber)床板や梁を現しにしたデザイン
• 外観:ガラス越しに木造躯体が見えるファサード
三菱地所グループの川上から川下までの一貫体制を活かし、都市の「木造木質化」に取り組んでいます。
◆物件概要
• 建築地:兵庫県神戸市中央区元町通1-11-1
• 用途:店舗
• 構造:木造軸組み工法(地上2階建て)
• 建築面積:34.38㎡(10.39坪)
• 延べ面積:67.33㎡(20.36坪)
• テナント:株式会社マザーハウス
【株式会社マザーハウスについて】「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念に、天然素材と職人技術を活かしたものづくりを展開。6か国で生産し、国内外に53店舗を展開するアパレル企業。
◆木造化の意義
• 建築面積100㎡以下の2階建で計画し、準耐火建築物を実現
• 鉄筋コンクリート造と比較し、工期短縮・コスト削減が可能
• CO₂排出量を80%以上削減(LCA評価)
• 木の使用により、調湿効果・リラックス効果も期待される
SDGsやウェルビーイングを重視する企業へのテナント誘致にも「木造木質化」が有効。マザーハウスとは企画初期から連携。
◆設計のポイント
• 角地に立地し、二方向をガラス張りカーテンウォールに
• 張り出した構成で、ガラス越しに木造躯体が際立つデザイン
• 内部ではCLT素材を現しにして、木の存在感・安心感・美しさを表現
• 床梁のたすき掛けデザインで金物を隠し、見上げたときの木の美しさを強調
<本件に関するお問い合わせ先>
三菱地所ホーム株式会社 広報・サステナビリティ推進部 広報グループ
E-mail:pr_ad@mjhome.co.jp
担当:野田 070-1346-8812 / 横須賀 080-4137-6032