Story 07電線に引っかかりそうな木
愛知県

愛知県犬山市にある名古屋鉄道の所有林の森林整備の一貫で伐り出された木があります。その整備のきっかけは、道路沿いの木が倒木により電線に引っかかってしまったということ。その後の危険性も踏まえて間伐が行われ、その一部を取得しました。

Tree Likely to be Caught in Power Lines
As part of a forest management initiative in a forest owned by Nagoya Railroad in Inuyama City, Aichi Prefecture, certain trees were felled. The effort was prompted by an incident in which a roadside tree fell and became entangled with power lines. Taking into account the potential risks of future incidents, thinning was carried out—and we acquired a portion of the wood from that process.
OTHER STORY
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Story 05大屋根リングの一部だった木
福島県大阪・関西万博会場のシンボルとなる建築物「大屋根リング」。「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインのコンセプトが表されており、日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた「貫(ぬき)接合」という工法によって作られています。その過程で柱に交差する形で木材を組む際にくり抜かれた建築には使用しない部分を取得し活用。持続可能な取り組みに注力する万博の理念が、ここでも表現されています。
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Story 17商品になれなかった木
兵庫県兵庫県多可町にある間伐材加工品、土木用木材の専門店〈木原木材〉は、足場丸太や木柵など丸棒加工に特化しています。近年では、円柱材の中心部に穴をあけて、鉄棒を通したり木材乾燥の促進を図る等、木材の中心に穴を空ける用途のニーズも高まり、「中ぐり加工機」「芯抜き加工機」という専用機械を導入しています。その機械操作の試験過程では、丸太の中心から穴がずれてしまい、材料にならなかった木も当然あり、その一部を取得。実際に製品化にいたらなくとも、あらたな技術と木の活用の未来を感じさせる、ポジティブな存在です。
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