2023年10月20日(金)に開催された、KIDZUKI主催の参加型イベント「KIDZUKI CARAVAN/木に集う人々会議」。国内外から集まったゲストスピーカーが集い、「木」へのさまざまな視点を語ったプレゼンテーションをアーカイブ動画として公開します。
INDEX
- < プレゼンテーション01>(一般公開中)フォルマファンタズマ Formafantasma「木とCambio」
- < プレゼンテーション02>(限定公開中)濱本 昴 (JAXA 宇宙航空研究開発機構) 木と「衛星と森林」
- < プレゼンテーション03>(限定公開中)廣部 延安(mui Lab, Inc.)木と「カームテクノロジー」
- < プレゼンテーション04>(限定公開中)寒川 一(焚火カフェ 主宰 / アウトドアライフアドバイザー)木と「焚火」
- < プレゼンテーション05>(限定公開中)野中 あつみ(ナノメートルアーキテクチャー) 木と「困った木」
- < プレゼンテーション06>(限定公開中)高橋 成樹 (木工作家 / 山師) 木と「林業と木工」
- < プレゼンテーション07>(限定公開中)木育ガール キキちゃん (木育研究所 代表) 木と「木育」
- < プレゼンテーション08>(限定公開中)井上 達哉 ( ちょうどいい材木ラジオ / VUILD株式会社取締役COO) 木と「カルチャー」
< プレゼンテーション01>(一般公開中)
フォルマファンタズマ Formafantasma「木とCambio」
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※ご登録いただいたメールアドレス宛に、限定公開リンクをお送りいたします。< プレゼンテーション02>(限定公開中)
濱本 昴 (JAXA 宇宙航空研究開発機構) 木と「衛星と森林」
”観測史上もっとも暑かった今年の夏。その影響のひとつに温暖化があります。地球上における二酸化炭素排出量は年間約368億トンに対して、約76億トンが森林によって吸収されています。その森林は約40.6億ヘクタールあり全陸地の31%にあたりますが、この10年で470万ヘクタールずつ消滅していっています”
< プレゼンテーション03>(限定公開中)
廣部 延安(mui Lab, Inc.)木と「カームテクノロジー」
”わたしの家族が心地よく豊かにすごしていくために、自分たちのプロダクトを作りたい”という想いから、人と自然とテクノロジーをうまく調和させた、木のインターフェースのプロダクトを開発しています。目の前でごはんを食べている人よりも、PCやスマートフォンを通じてここにいない、遠くの誰かからの通知にわたしたちは心を奪われすぎてしまっていることを社会課題と捉えています”
< プレゼンテーション04>(限定公開中)
寒川 一(焚火カフェ 主宰 / アウトドアライフアドバイザー)木と「焚火」
”東京から三浦半島に引っ越して、焚火カフェをはじめてまもなく20年。ずっと同じサービスをする中で気づいたことが、燃やす薪についてでした。今まではどこからやってきたかわからない薪をホームセンターで買って使っていたのですが、ある日海岸で足元に流れついている流木に注目するようになったんです”
< プレゼンテーション05>(限定公開中)
野中 あつみ(ナノメートルアーキテクチャー) 木と「困った木」
”私たちは今、2025年関西・大阪万博の中で必要な機能、テレビ局のためのサテライトスタジオの設計を担当しています。そこで”困った木”を使いたいと考えているんです。それは人の都合で切られてしまった木、災害によって倒れた木、大切にされてきた木、産業の中で出てくる木など、社会的にも意味がある木を集めています”
< プレゼンテーション06>(限定公開中)
高橋 成樹 (木工作家 / 山師) 木と「林業と木工」
”おじいちゃんが製材業をしていたので、僕も子どもの頃からずっと当たり前に山に入っていました。小学生の時に”山は川や海と繋がっている。だから山師が山をきちんと手入れをしないと、美味しい野菜も美味しい魚も獲れないんだ”と教わったことが今でも心に残っています。今、手入れされていない山や持ち主がわからない山が増えていて悲しい気持ちになります。僕一人だけでは変えられないから、今日のこのよう場所で話せて嬉しいです”
< プレゼンテーション07>(限定公開中)
木育ガール キキちゃん (木育研究所 代表) 木と「木育」
”今日のお話のタイトルは、”キラキラな未来をつくる木を使った教育”です。『キキちゃんネルチャン』というYouTubeチャンネルや木に関するワークショップやイベントの実施など、木に関する教育をおこなっている女の子です。なんでそんなことやっているの? とよく聞かれますが、答えは『必要やと思うからです』”
< プレゼンテーション08>(限定公開中)
井上 達哉 ( ちょうどいい材木ラジオ / VUILD株式会社取締役COO) 木と「カルチャー」
”20年間林業や木材に携わってきて、今、木を利用することのブームを感じています。いいことではありますが、そこにどんな貢献や課題解決策があるのか。その表現や活動を通じて人の心がどう動いて社会が変わっていくかということまで考えている人はどれだけいるんだろう? とも思うんです。木の作品を作って”すごいね”ってだけじゃおしまい。それは持続可能なのか、どう感じてもらって、どう行動してもらうのかということが重要”
PEOPLE
ナノメートルアーキテクチャー
nanometer architecture
野中あつみと三谷裕樹が2016年に設立した建築設計事務所。名古屋市に拠点を構える。主な作品に、リニモテラス公益施設、茶山台団地のリノベーションなど。現在、大阪・関西万博サテライトスタジオ、SOUPタウンプロジェクトなどが進行中。
井上 達哉
Tatsuya Inoue
1984年生まれ。岡山県西粟倉村在住。西粟倉村の地域材サプライチェーンを構築し間伐材プロダクトの製造販売事業を行う「西粟倉森の学校」の代表を経て、VUILDのCOOに就任。ライフワークとして、「ちょうどいい材木ラジオ」、「モクタンカン」や「山主」を面白がる会など、林業と建築分野を横断したプロジェクトを行う。
mui Lab
mui lab
mui Labは京都御所に程近い、400年以上続く家具街の夷川通に拠点を置くスタートアップです。テクノロジーを活用し、人と人、人と自然がより良くつながる暮らしを実現するための製品やサービスを開発しています。
高橋 成樹
Naruki Takahashi
高知県生まれ。健康な森を育て間伐し木材を生産する山師であり、木を加工して作品を作るwood artist。両軸の活動を通して真摯に山や木と向き合い、正しい知識や情報を伝えることを目指す。
寒川 一
Hajime Sangawa
香川県出身。災害時に役立つアウトドアの知識を書籍、キャンプ体験、防災訓練などを通じて伝えるアウトドアライフアドバイザー。三浦半島を拠点に焚火カフェなど独自のアウトドアサービスを展開。スカンジナビアのアウトドアカルチャーにも詳しい。著書に『新時代の防災術』『焚き火の作法』(学研プラス)などがある。
鈴野 浩一
Koichi Suzuno
トラフ建築設計事務所主宰、KIDZUKI クリエイティブチーム・コンセプトディレクター 。1973年神奈川県生まれ。1996年東京理科大学工学部建築学科卒業。98年横浜国立大学大学院工学部建築学専攻修士課程修了。シーラカンス K&H、Kerstin Thompson Architects(メルボルン)勤務を経て、2004年トラフ建築設計事務所を共同設立。