2024年11月23日(土)に開催された、KIDZUKI主催の参加型イベント「KIDZUKI CARAVAN」Vol.3。今回は、東京・代官山の『アークテリクス トーキョークリエイションセンター』にて開催。アウトドア、ライフスタイル、デザイン、建築、レジャーなど、さまざまな領域で活動する登壇者による、個性豊かなプレゼンテーションがおこなわれました。
INDEX
KEYNOTE 「Arc’teryx Tokyo Creation Center」ハワード・リヒター(アークテリクス トーキョークリエイションセンター バイスプレジデント)
『アークテリクス クリエーションセンター』のバイスプレジデントであり、本施設のプロジェクトのリードを担ったハワードさん。ブランドのフィロソフィや開発拠点を日本に置く意義を、アウトドアそして自然との関わりという視点とかけあわせながら語りました。
KEYNOTE 「木とカタチ」太田 翔(Studio Sho Ota)
現在オランダを拠点に活動する、デザイナーの太田翔さんは、DESIGNTIDE TOKYOへの参加で帰国中のところ急遽参加が決定。日本で木製家具の量産に携わっていた経歴を経て、それとは逆でユニークピースのプロダクトを作る現在の活動の意義や楽しさを語りました。
KEYNOTE「木と作庭」山口 陽介(西海園芸代表)
京都の庭師の元で修行後、イギリスに渡りガーデニングを学び帰国。現在は出身地である長崎を拠点にしながらも、国内外をフィールドに作庭をおこなう山口陽介さん。今回のキーノートでは庭の歴史をたどりながら、作庭とは何か、庭と自然、木とのつながりについて自身の考えを語りました。
KEYNOTE「木と山と日本」 照井 大地(山岳ガイド)
公益社団法人 日本山岳ガイド協会の認定ガイドとなってからヨーロッパやアルプスで登山、スキーツーリングを経験し、現在はアークテリクス契約ガイドとしても活動する照井大地さん。多いときは年間約300日は山に入っているという彼だからこそ体感する自然や木、山の現状、そして私たちが考えるべきことを語りました。
KEYNOTE「木と循環」 佐野 文彦(Fumihiko Sano Studio)
数寄屋建築の名匠のもとで大工として弟子入りした後独立し、現在は建築家・美術家として独自の技術と感覚を活かし活動する佐野文彦さん。「銘木」と言われる高級木材を扱ってきたこと、そして幅広い領域でリサーチと実践を続けてきた経験から、今彼が考える「木」に関する現状と課題を、独自の多角的な視点から語りました。
PEOPLE
太田 翔
Sho Ota
オランダを拠点に活動する日本出身のデザイナー。飛騨高山で木製家具のデザインと制作に携わった後、さらなる知識と技術を求めてオランダに渡る。2018年にアイントホーフェン・デザインアカデミーで修士号を取得。同年に自身のスタジオを設立。日本で培った家具製作の経験を基盤に、効率性の枠を超え、美術的価値と収集対象としての魅力を備えた独創的なデザインを追求している。
鈴野 浩一
Koichi Suzuno
トラフ建築設計事務所主宰、KIDZUKI クリエイティブチーム・コンセプトディレクター 。1973年神奈川県生まれ。1996年東京理科大学工学部建築学科卒業。98年横浜国立大学大学院工学部建築学専攻修士課程修了。シーラカンス K&H、Kerstin Thompson Architects(メルボルン)勤務を経て、2004年トラフ建築設計事務所を共同設立。
山中タイキ
Taiki Yamanaka
1988年東京生まれ。専門学校卒業後にニューヨーク州立大学に留学。その後ロンドンの美術学校でイラストレーションを学ぶ。現在はラジオパーソナリティーやナレーターのほか、イラストレーションや絵本の制作を行っている。また、絵本専門店兼ブックレーベル「yackyackbooks」を立ち上げ、世界中の絵本やアート本を紹介している。