赤坂の料亭跡地で石巻工房の新作を発表 2 days at Ishinomaki Laboratory - KIDZUKI
Category木と作る
2022.10.20

赤坂の料亭跡地で石巻工房の新作を発表
2 days at Ishinomaki Laboratory

石巻工房は、東日本大震災をきっかけに、復旧・復興のためにDIYができる「地域のものづくりの場」として、2011年にスタート。材料や技術に制約がある中から国内外のデザイナーが生み出す家具は、木材をベースに、シンプルな工程でつくられることを重視。結果として、丈夫で機能性が高く、素朴で実直な佇まいとなりました。そしてこの秋、東京で開催されるDESIGNART TOKYO 2022にて新作発表が行われます。木と向き合い続けてきた彼らの活動から、また新たな気づきを得られそうです。

10月21日(金)から始まるDESIGNART TOKYO 2022に参加し、7人のデザイナーによる新作発表を行う石巻工房。今回は、11年前に始まったワークショップによるデザインという原点に立ち返り、芦沢啓治、イトウケンジ、熊野亘、寺田尚樹、トラフ建築設計事務所、ノーム・アーキテクツ、藤城成貴という、7人の建築家やデザイナーを石巻に招き、2日間寝食を共にしながら、プロダクトをデザインしました。

彼らは石巻工房に近接したゲストハウス「石巻ホームベース」に滞在し、工房に通いながら、石巻ホームベースに置くプロダクトをデザインしていきました。こうしたリアリティーある現場で、素材となる宮城県くりこま産の乾燥杉や集成材と対話し、職人とコラボレーションするという、ユニークな製作プロセスを経て、11種類のプロトタイプが誕生しました。この濃密な2日間がそのまま展示タイトルになっています。

会場となるのは赤坂の料亭跡地「KAISU」。戦後に建てられた築約60年を経た料亭「島崎」の柱や梁を残しつつ、リノベーションした空間です。会場では、5日間限定で、千駄木のスペシャルティーコーヒー専門店ignisが石巻工房の家具を使ったポップアップカフェを展開します。

身近な素材である木を使い、DIYで家具をつくる。ものづくりの原点を見直すような石巻工房の活動に触れることで、シンプルな木の魅力を改めて発見するかもしれません。



「2 days at Ishinomaki Laboratory」
会期: 10 月 21 日(金)~30 日(日)の10 日間
営業時間: 11:00~19:00
会場: KAISU 東京都港区赤坂 6-13-5
オープニングパーティー: 10月23日(日)18:00~21:00
Ignisポップアップカフェ: 10月21日、22日、23日、29日、30日5日間


INFORMATION

Company 石巻工房

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