Category木と作る
2023.05.08

「aru.」という存在から感じ取る
心地よさ、理想の暮らし

もので溢れるこの世の中で、わたしたちにとって心地よさとは何か? 豊かさとは何か? と追求した先に「木」という天然素材がありました。それは「aru.(在る)」と名付けられたドアハンドル。世界中に存在し多くの人が無意識に触れているプロダクトと向き合って生まれたデザインには、私たちが生きる上で大切にすべき本質的なコンセプトが込められています。

世界の人たちの暮らしとつながり、その質を担う木製ドアハンドル

“ドアハンドルというものは世界中の生活環境に存在し、おそらく最も人が無意識に手で触れてる世界の一部でしょう。つまりドアハンドルをデザインするということは、 世界の人たちの暮らしと繋がり、 僅かであれ日々の生活の質を担うことだと考えます。”

そうフィロソフィに掲げ、武内経至さんをデザイナーに迎え2022年にスタートした木製ドアハンドルブランド〈aru.(ある)〉。「在る」という言葉からきているブランドネームは、その名のとおりそこにたたずむ存在感から、ものとデザインの魅力が伝わります。

ものとの対話から生まれる心地よさや豊かさと真剣に向き合い、素材に木を採用するというコンセプトにたどり着きました。ありとあらゆる場所、素材で存在するハンドルですが、その素材を木に変えるだけで、手が触れた時心に届く温度は優しくなります。そして使うごとに味わいを増す天然素材と独特のフォルムは重厚感が、パーツには留まらない印象的な雰囲気を醸します。

側面をぐるりと回るエッジが特徴的なRidge(リッジ)コレクション。ドアを押す力と引く力、二つの動きを、 一つの無垢形状で生み出した自然なラインが表現されています。「押す」「引く」「握る」といったドアハンドルと人間の行動軸の関係が考え抜かれた、美しくもどこか懐かしいデザインは、道具としてだけでなくインテリアとしても愛らしい存在感を放ちます。

「ドアハンドル単体での魅力だけではな く、良いドアハンドルがあることで生まれる豊かな生活のあり方」を提案し、自然に生活空間に溶けこむような静かな佇まいを目指した〈aru.〉のドアハンドル。

テーブルや椅子など、長時間触れるものではないけれど、ドアを開けるそのほんの一瞬でも、木がもたらす心地よい感触は、日々の生活の中で大切なものとして在り続けるのでしょう。

デザイナープロフィール

武内 経至 Keiji Takeuchi
福岡県生まれ。 高校時代をニュージーランドで過ごし、現地で美大を卒業。1999年大学在学中にパリのENSCI-LES ATELIERへ留学。 2005年、 Naoto Fukasawa Design に入所し、7年後にミラノへ移住。 現地でミラノオフィスを立ち上げる。 2014年より個人での活動も開始し、2015年にKeiji Takeuchi srls を設立。 現在、イタリア、日本をはじめ、国内外のさまざまブランドとのコラボレーションを行い、作品を発表している。http://www.keijitakeuchi.com/

INFORMATION

Writing KIDZUKI

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